いろとりどりを想う

関ジャニ∞考。ほか。

タレントの看板を背負うファンの話

こんにちは。

4月前半は、仕事の合間にひたすら舞台に行っておりました。

しかし、それも千秋楽をむかえ、「たのしかったなー!!」「さみしいなー」という心境のもと生活中です。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

とか書いてるうちに5月になりました。いかがお過ごしでしょうか。

 

さて。

ファンはタレントを映す鏡、などとよく言われますが、ここでいう鏡はある種そこに存在しているもの、意図的でなくとも鏡として機能してしまう、という意味合いを含んでいるように思います。

同じような意味として、ファンはタレントの看板を背負っている、という言い回しも見かけます。ここにはファンによるある種の意図や意識が機能しているがゆえに、看板を「背負う」という主体的な表現になっているのだと思います。

今回はこの意図、意識から生まれる「タレントの看板を背負うファン」を考えようかと。

 

この言葉の示す「ファン」にもいくつか種類があると思います。

①身体的にタレントの看板を背負うファン

②発言などでタレントの看板を背負うファン

③心情的にタレントの看板を背負うファン

もちろん、それぞれに重複する部分はありますが。

 

①身体的にタレントの看板を背負うファン

これはつまり、服装や持ち物などで、なにを語らずともそのタレントのファンであることを示しているファンのことです。たとえば、ツアーTシャツ、個々人のグッズ、痛バッグ、コスプレ等々。

この方々は存在自体で看板を背負っています。

 

②発言などでタレントの看板を背負うファン

これは、話の内容でタレントのファンだとわかり、それで看板を背負っているパターン。

そのため、1人でいる時などでは、看板を背負うことは少なく、③として存在していたりする。もちろん黙っていればわからない。黙っていれば。

「〜〜くんすごいよかったー!さすが!」と言ったあとに誰かを貶すようなことを言うと、〜〜のファンのアンチがいた、という話になったりする、と。

 

③心情的にタレントの看板を背負うファン

誰のファンであるかも示さず、そういう発言もせず、な人たち(また、その状態)。

看板を背負っている意識はないかもしれないけれど、心情的にはそのタレントのファンとして大切におもっている。

まあ、背負っていることは基本的にはまわりにわかりません。

 

まあこういう話はファン云々じゃなくてもある話ですけどね。

 

とまあ、分類わけをしてみたわけなんですが、もちろんそのファンのなかにも年代や性別の関係で出てくる差異もあります。若い子/奥様方ばかりだから〜〜、女性/男性ばかりだから〜〜とか。新規/古株ばかりだから〜〜とか。それによって意図せず看板を背負ってしまう場面もあるでしょう。

 

ジャニヲタをしていると、他担、他G担と出会うことって、まあまああるじゃないですか。友達もそうだし、掛け持ちしてる友達がいるとか、ライブで隣の席の人がそうだったとか、カウコンに行ったとか、他のグループのライブに行ってみた、とか。

 

でも、ジャニヲタってなかなかちがうジャンルのファンの他人と同じ対象の空間を共有することってない気がします。同じ空間を共有することはもちろんありますが、同じもの(=舞台、ライブなど)を対象とした空間となるとあまりありません。

斗真くんだったり、岡田くんだったりのファンの方はまた少し違ったりしそうですが。

 

と、いうことで。

先日まで舞台観に行ったりしてたんですよ(話は戻る)。

その舞台が、アニメ化もしている人気漫画原作、主演はV系バンドマン(?)、ヒロインは大人気女性アイドル、共演者に人気俳優さんや、2.5次元やってたりもする人気俳優さん!というすごい環境でして。

原作ファンもバンドマンのファン(バンギャ)も女性アイドルのファン(ドルヲタ)も俳優さんのファンも2.5次元ファン(というジャンルはあるのだろうか)もいるというめちゃくちゃ異文化交流空間。

 

こういうときに、ファンはタレントや作品の看板を背負ったり、背負わなかったりするわけです。

たとえば、チケットやグッズ(どの出演者のものがでるかわからないガチャガチャがあった)の交換のやりとりとかあったりするわけですが、そこでドタキャンがあったり、トラブルがあったりすると、背負った看板に泥をぬることになりかねません。

ちなみにわたしは、同じ推しの人からドタキャンをされまして、そりゃあもうほんとありえない…という感じですよ…。これだから、とおもわれてもおかしくないです。

 

女性アイドルのファンの方々がわりと30〜50代のおにいさま、おじさまたちが多かったこともあり、何も持たずとも誰のファンかわかってしまうみたいなところがあったため、目があったら交換が成立するというような不思議な展開もありました。これは、意図せず看板を背負ってしまっていた、なんなら鏡パターンでしょうか。

 

私個人の感覚なのですが、舞台、特に外部舞台のような場で、ツアーTシャツや痛バッグで来たりするのが好きではありません。それはTPO的に適していないように感じるためです。

この舞台にもそういう人がいました。なんなら結構いました。

また、別の舞台のグッズの手提げかばんなどを持ってくる人もなぜわざわざ?と思ってしまいます。コンサートに他アーティストのツアバで来ているような違和感が…。

こういうときに、ファンはタレントの看板を背負っているどころか掲げています。こういうのがいやだ、不適切だと思う人にとっては、ファンが背負うタレントの看板は非難対象になってもおかしくありません。

 

その舞台のカーテンコールで、ある出演者の名前を呼ぶファンがいました。そのときはその出演者の方の対応がとてもよく、大きな問題となる前に終わりましたが、わたしはドン引きでした。

こういうことは、珍しいことではないのでしょう。前にも体験したことがあります。たとえば、劇場スタッフに注意されてもマナー違反を繰り返す人、スタンディングのライブでひどい押しを行う人、イベント中に内容とは無関係の他の芸能人の話を大声でする人、などなど。これらは全て誰のファンだかわかる状態で、タレントの看板を背負って行われたことです。

 

こういうことは、ファンのイメージが悪くなるだけだと思う人もいるでしょう。

もちろん、それだけで済むこともあると思います。

そんなに大きい話に繋がらなくとも、ファンが怖いから興味はあるけど深く知ろうとはしない、ライブに行かない、映像を見ないということもあるかもしれません。それもまた損失です。

人気があるから関係ない、新規は嫌いだから、チケットがとれなくなるからファンは増えない方がいい、なんていうのはファンの勝手な言い分です。

 

共演者を叩くひとが多かったからかは知りませんが、共演者のブログなどに誹謗中傷が頻繁に書き込まれていた番組のコーナーが変わったり、なんてこともあります。

タレントの看板に泥を塗っているつもりはなくても、タレントの看板の掲示位置を悪くしている、みたいなこともあるのでしょう。

 

もともと好きなタレントなら、ファンが悪くても嫌だなあと思う程度で済んだとしても、もともと特に、くらいならそれがきっかけで嫌いになることもあるかもしれません。好きなタレントだからこそ、ということもあるでしょうが。

そして、悪い噂のほうが広まりやすいこともあります。ジャニヲタが悪く言われることも多いのは、一部のそういう行為によるイメージ悪化だったりするのでしょう。

人気がでたりすればするほど、ファンは、ファンのイメージ看板まで背負うことになるわけです。

 

前回のメンカラの件でも書きましたが、わたしは普段、身体的にはなんの看板も背負わずに過ごしています。最近はめっきり隠れヲタクになりまして、発言的にも背負っていないことが多いです。

舞台もなんの看板も背負わずに行きました(それでも無言で交換が成り立つくらいには滲み出てたのかもしれませんが、まあそれはファンの割合とかもあるんでね…)。

それは、好みの問題だったり、私の考えるTPOももちろんありますが、隠れヲタクとして生活しているのは自衛でもあるわけなんですよね。そして逃げでもある。

逃げるは恥だが(自衛になるので)役に立つのです。

 

舞台はとても楽しくて、とても良い時間でした!!!!

別に舞台期間になにか激怒することがあったわけでもないんですが、なんとなく思い立ってみたので書いてみました。

でも、先述の名前呼び事件(?)に関しては結構SNSでも書かれてたりしましたね。

こうやって残っていくんですよね。

 

では。

なんだか、かたいですね!!!

書いてから時間がだいぶ経ってしまいましたが、せっかくなのでUPします。